[コラム]本当の自分より大切なこと

「自分が何をやりたいかわからない」「人間関係がうまくいかない。そんな自分ってなぜ?」

などなど、セルフにご相談くださる方の悩みの中心には、

「自分という存在を見極めたい」

というのがある気がします。

どこまでいってもわからない自分。

昨日まで恋人を食事をしてご機嫌だったのに、ふと頼りない恋人との将来に不安になる自分。

友人の悩みを聞いてあげながらも、どこか共感できない自分。

車内で席を譲らない人にイライラしながらも、自分も目の前に立っているお年寄りをスルーしてしまう自分。

などなど、自分という存在はいろいろで、それをきっちり理解しようとしてもわからなくなってしまいます。

まずは、自己同一性というのを大切にしてはどうでしょうか?

自己同一性というのは、自分の考えや行動に対して、すぐに良し悪しを意味付けするのではなく、

「それも自分なのだ」と自己と結びつけることです。

良い人になれるのも自分。時々意地悪になるのも自分。

まずは、自分という時にゆらゆらしている存在を肯定してあげましょう。